もやもや病の患者に、偏頭痛持ちが多く、一般的な頭痛薬が効かないことが多いようです。
偏頭痛には、予防目的に使われる薬と偏頭痛が起こってから使われる薬があります。
ミグシス、テラナスは、1日2回、朝食後と夕食後もしくは就寝前に服用。偏頭痛発作自体を改善する薬ではないので、偏頭痛発作時は、必要に応じて他の薬を服用しなければなりません。服用が禁止される場合としては、頭蓋内に出血のある患者、脳梗塞の急性期の患者、妊婦、妊娠している可能性のある女性です。小児等への投与は、安全性が確認されていないため、慎重にすべきとされています。
イミグラン、ゾーミッグは血管収縮作用があり、その投与は偏頭痛の発作時に限定されます。また、服用が禁止される場合としては、脳血管障害や一過性脳虚血発作の既往のある患者です。
いずれの場合も、もやもや病の患者はこの中に該当することがあり、投与禁止となる場合があります。